家具や家電ゴミは無料では捨てられない、古紙を処分する際もコストが掛かる

リサイクルや環境保護への機運が高まった結果、国内では基本的に家電や家具を捨てる際に処分費が発生するようになりました。掛かる費用は自治体によって様々ですが、都市部から郊外の地域まで、基本的にどの街でも無料での処分は困難になっています。

ゴミの種類や大きさ、自治体のルールなどで具体的な金額は変わりますが、一般家庭から出る普通の家具や家電だけでも、なかなか高額の費用になりやすいのが実情です。特に家電製品をまとめて買い替えたり、故障や不具合で古い電化製品をまとめて処分したりすれば、家計にとっては大きな打撃となります。

子ども用のタンスや二段ベッドや学習机なども、家族のライフスタイルの変化によって不要になりやすい物です。そういった家具関連の不用品をゴミとして処分する際も、なかなか手痛い出費が要求され、家族みんなの部屋からそれぞれ不要な家具やインテリアアイテムを捨てれば、やはり家計への深刻な打撃になりえます。大型で重量がある家具類は、処分費用が高くなりやすい傾向があります。

リビングで利用するソファや食卓テーブル、大型の本棚やラックや食器棚などは掛かる費用が膨らみやすいです。そういった重たくて大きい不用品は、ゴミ捨て場まで運搬するのも一苦労です。安全に運搬するために台車を購入したり、運ぶ途中に家や他の家具をきずつけないように梱包資材などを買えば、さらに処分時のコストは膨らみます。

シュレッダーゴミや古雑誌や古新聞などは、まだまだ無料で回収してくれる地域があります。そういった古紙はリサイクルが比較的容易であり、近所のゴミ捨て場やマンションの廃品回収のコーナーに置いておけば、処分費自体は無料で済みます。

ただ、古雑誌や古新聞を梱包するためには紐やビニル袋、紙袋などが必要です。以前はお買い物をすれば無料で受け取れていた、ビニル袋なども今では環境保護の観点から有料化が進んできました。
その結果、ユーザーはビニル袋や紙袋などを自分で調達する必要が出てきており、僅かながらも紙類を捨てる際も、コストがじわじわと掛かり始めています。